リキシャアート
こんにちは、mariko_bangla2019です。
「リキシャ(三輪式タクシー)」は、バングラではポピュラーな乗り物。ドライバーのことを「リキシャワラ」と言いますが、新型コロナウィルスの影響で不要不急の外出ができないため、日雇いで生活している多くのリキシャワラにとっては死活問題になっています。「助け合い文化」が根強いバングラでは、リキシャワラへ物資支援を行う有志のグループもあるようです。
そんなリキシャ。注目してもらいたいのは後ろ部分。個性豊かなイラストが楽しいです。特に真ん中のブリキのプレート部分は「リキシャアート」として、有名な画家のものだと何万円もの値がつくのだとか。
同じオーナーが所有しているリキシャだと、プレートの絵もそろえているようです。
プレートの端に「88」とナンバリングされているということは、少なくともこのオーナーは44台以上のリキシャを持ち、リキシャワラから毎日、売り上げの何パーセントかの収入を得ているということですね。
※ベンガル数字の表記なので、八十八ではなく、四十四なのです(理由は、こちら)
後ろ姿が興味深いリキシャですが、表はこんな感じ。
基本2人乗りですが、子どものいる家族や小学生同士など3人乗っていたりすることも。人数が多かったり、ちょっとした坂で立ちこぎになるリキシャワラの姿を見ると、ついつい「頑張って~」と心の中で言ってしまいます。まさしく、体を張る仕事ですね。
※ここで、最初の写真を再度見てください。左端に小さく映っているリキシャワラ、応援したくなりませんか?