国境の街から A small report from Cox's Bazar

バングラデシュとミャンマーとの国境の街・コックスバザールから、日々の出来事や感じたことをお届けします。

それぞれの暮らし(難民キャンプ編#1)

こんにちは、mariko_bangla2019です。

先日、河野外務大臣がロヒンギャ難民キャンプを訪問したことは、日本でもニュースになりましたね(※NHKサイト参照)。8月で難民の大きな流入が発生してからはや2年。未だに難民の数は増え続けてはいるものの、緊急対応の時期からは脱し、難民の方たちが主体的に生活を営めるような支援が必要になってきているような気がします。

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大雨に備えて排水設備の整備中

「難民」「難民キャンプ」とひとくくりに言ってしまいますが、90万人以上が暮らすバングラデシュロヒンギャ難民キャンプは30近くの区画に分かれ(ほとんどのキャンプには番号が付けられています)、少数ではありますがヒンズー教徒のロヒンギャ難民が暮らすキャンプなどもあります。

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「キャンプ13へようこそ」

私が所属する団体は比較的新しいキャンプ19を中心に支援を行っているため、つい先日他のキャンプを訪問した際に、各キャンプの違いに驚きました。

例えば、キャンプ11の階段はコンクリート製(一部)なので、雨が降っても容易に歩くことができますが、

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雨のキャンプ19を歩くのは、なかなか大変。トレッキング用の靴を持ってきてよかったです(×スニーカー)。

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しかしながら、ほとんどの難民の方たちはサンダルなのに私は追い越されてばかり、、、

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とことどころ、小高い丘を切り開いて難民キャンプがつくられたのだと、わかる場所もあります。

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長崎や尾道市内のように起伏の激しいキャンプ

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平らな道が続くキャンプ(左の2人はわが同僚)

こういった環境のなか、難民の人たちはどんなふうに日々の生活を送っているのでしょうか? ここに来る前に私が一番関心のあった部分ですが、それについては、また次回ということで。