国境の街から A small report from Cox's Bazar

バングラデシュとミャンマーとの国境の街・コックスバザールから、日々の出来事や感じたことをお届けします。

知られざる関係性

こんにちは、mariko_bangla2019です。

車での移動が多いというお話はしましたが、難民キャンプまでの道中は渋滞の状況によっては、片道3時間かかったりもします。その間は、メールの返信など仕事をすることもありますが、現地スタッフが同乗していればいろいろな話もします。

この日の同乗者はNスタッフ。ほぼ毎日のように難民キャンプを訪問し、住民への聞き取りや、職場のFB(7月11日投稿)でも紹介した浄水タブレットの配布など行っている頼もしいスタッフの一人。

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浄水タブレットを配布するNスタッフ

それまで、日本とバングラデシュの関係性の話をしていた流れで、

Nスタッフ:パール判事のことは知ってる?

わたし:え? 知らないけど、有名な人?

Nスタッフ:うん。第二次世界大戦後の東京裁判で、被告(日本の戦犯たち)の無罪を主張した人だよ。

わたし:知らなかった、、、そのことは、みんな学校で学ぶの?

Nスタッフ:授業では学ばないけど、雑誌とかネットとかの情報で知ったかな。

※パール判事に関して、詳しくはコチラ(ウィキペディア情報)

 赴任前にバングラデシュの歴史や文化など少しは勉強してきたつもりなのですが、まだまだ知らないことがたくさん。友好の第一歩は、相手のことを知ること。Nスタッフのように、好奇心をもって何事にも接していけたら、と改めて刺激を受けました。

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色違いのお揃いのような、バングラと日本の国旗